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アオサギ

けさはまた冬に戻ったように冷え込んでいるが、イキモノたちは気まぐれな気温に惑わされることなく真実一路、みんな春に向かって大行進。土筆の淡い色で斑になったスギナの群生の中で、冬眠から覚めたカエルは青空球児より高い声で歌っているし、つぼみの膨らんだ桜の枝で鳴くウグイスの歌のピッチも、まだ江戸家猫八のレベルではないが、だいぶ譜面どおりになってきた。
池に物干し竿のようにせり出した木の枝にはカワセミのオスとメスがある程度間隔をとって並び、どちらも水面を眺めており、お互い意識はしているものの時々チラッと見る程度。オスが寄ればメスは逃げる。
そんなカワセミたちのかけひきを尻目に、アオサギは池の岸で枯れた葦を掻き分け、小魚を探し歩いていたが、なかなか捕れず癇癪を起こしたのか、突然私の方に向かって飛び上がって来た。一瞬ヒッチコックの「鳥」が目の前を飛び、びっくりしたが、アオサギはふわふわっと垂直上昇し、となりのたんぼに飛んでいった。

2016/3/26 9:27 Nikon D3, NIKKOR VR 80-400mm f/4.5-5.6G, f6.3 1/1250 ISO1000  
 

アオサギ
Nikon D3