トックリバチ もどる
トックリバチ

毒針で一撃をくらわしてから、おさえこみで一本。蜂と芋虫じゃ勝負にならない。
子育てのために、虫を巣へ運ぶのは鳥だけではなかった。トックリのような形の巣を作ることで有名なトックリバチは、生きた芋虫を捕らえて巣に持ち帰る。トックリの中に卵を産み、新鮮な芋虫を3匹ほど卵のそばに置いておけば、トックリバチの親としての仕事は全て終了。親は巣を後にする。やがて卵からかえった幼虫は、とりあえず、この芋虫を食べて成長すると言う。
蛾の子どもを蜂の子に食べさせるという、スモールワールドだからこそオッケーの残酷物語でもある。
2012/7/16 8:27 Nikon 1 J1 with 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6, 30mm F5.6 1/60 ISO100

トックリバチ J1

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