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イモムシの傑作

障子のような薄い雲が空いっぱいに広がっている。明るすぎて雨は降りそうもない。それでも時々申し訳程度に雨粒が落ちて、やがてぼんやりした陽の光がやわらかな影を落とす。読めない天気だ。こういうはっきりしない天気が最近好きになった。
野鳥にもお目にかかれず、蒸し暑いだけの公園の隅で、「自然の美しさ」と言う事だけでは片付けられない、見事なアバンギャルド柄のイモムシを発見した。たとえあの巨匠ピカソあるいはナルシストのダリにイモムシを描かせたとしても、これほどユニークで、 しかも奇を衒うところのない、センスあるデザインを超えることができるだろうか。日の丸と黄色い目が連なる模様。そしてシュガーパウダーのようなこまかい点々。このステキなデザインはDNAと言う設計図に守られ代々受け継がれてゆくのだ。
おそらくアクセントのために、最後に突き刺したであろうアンテナが心にくい。

(その後、これはセスジスズメという蛾の幼虫らしいことがわかった)

2017/7/2 10:40 OLYMPUS E-M1 Mk2 M.ZUIKO ED 12-100mm F4.0 IS PRO, 100mm f/9 1/100 ISO200

 
   
OLYMUS E-M1 MkII