センダングサ

線香花火のように開いた花のようなものは実は種子。先っぽにトゲのあるセンダングサの種子だ。別名ひっつきむし。種子はそのトゲで動物の身体に引っ付いて運ばれる。子供の頃、母の手編みの、どこかに必ず穴があいていた毛糸のセーターを着て、冬、野原でチャンバラごっこなどして遊ぶと、たいていこいつがセーターにいっぱい引っ付いて来た。それは叩いて簡単に落ちるものではなく、一本一本手で抜かないとだめだった。
最近はのっぱらで遊ぶ子供もあまり見ないし、毛糸のセーターを着てチャンバラごっこなんてするはずがない。野良犬もいないしケモノもいないから、ひっつきむしは引っ付く相手がいない。タンポポの種のように風で運ばれるわけでもないから、そのうちパラパラとその場にこぼれ落ちるしかない。
2007/12/24 07:30 Nikon D3, VR 80-400mmF/4.5-5.6D, 400mm F5.6 1/500 ISO400
Nikon D3
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