爺さんが朝の散歩をしていると、落ち葉の絨毯の中に妙な物を発見しました。あらあら、誰かゆで卵を落としましたね。そこで、よく見ると白い部分はヒダヒダになっていて、あ〜これはキノコの一種だと気づきました。それでも朝食をとってない腹ペコの爺さんには、どうしてもおいしそうな卵に見えてきて、塩をふりかけて食べたくなるのです。そこで爺さんは、誰になんと言われようと、このキノコを「ユデタマゴタケ」と名づけることにしました。塩を持っていない爺さんは、いつまでもよだれをたらして、キノコを眺めていました。そのまま1時間、2時間、3時間と時が過ぎました。5時間たったとき、キノコが突然爺さんにしゃべりかけました。「ぼく、塩がなくてもおいしいよ」「そうかい」そう言って爺さんは・・・
森の中には日本昔ばなしがやまほどかくれていそうですね。
2016/9/10 8:21 Nikon 1 V3, 1 NIKKOR VR 70-300mm f/4.5-5.6, f5.6 1/50 ISO800