
自然はときにシュールで高尚なデザインを生む。たかがイモムシなのに誰のためにこんなにも美しいのか。以前にもセスジスズメの幼虫は見たことがあるが、さらに手を入れ、より完成された作品に仕上がっているこの子。蛹になる直前のイモムシ最終ステージではないかと思われる。いきものの形態、色について、いったい何のためのデザインか、その必然性について説明することが得意な生物学者でも、ここまでくると説明がつかないだろう。自然の気まぐれとしか言いようがない。
18/9/6 9:00 OLYMPUS E-M1 Mk2 M.ZUIKO ED 300mm F4.0 IS PRO, f8 1/250 ISO500

