
最近下を向いて歩くことが多くなった。人生が嫌になったわけではない。マクロレンズをつけていると近くのものに目が行くのだ。でもあまり近いとぼやけて見えない。マクロ撮影には老眼鏡が必須であることがわかった。濡れた足元に落ちていた白いセミ。実はニイニイゼミの死骸。ニイニイゼミのからだを覆っている小さな白いつぶつぶはセミノハリセンボンだろう。拡大してみると粘菌の子実体のようなものがたくさん生えているがわかる。キノコの仲間らしい。冬虫夏草だと思うが、冬虫夏草で検索しても漢方薬が出てくるだけで話にならない。しかたなく雨の中、図書館に足を運んだ。「冬虫夏草生態図鑑 価格 \4,950」によればこれはセミノハリセンボンで間違いない。セミに寄生する冬虫夏草の一種である。その他いろいろ説明があったが、専門用語が多く結局詳しいことは理解できないままだ。
20/9/11 7:58 OLYMPUS E-M1 Mk2, M.ZUIKO ED 60mm F2.8 Macro, f16 1/60 ISO200 with flash

