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ヒダリマキゴマガイ

 コンパクトカメラの顕微鏡モードで微小な世界を写すと、写真の中に日常的な現実とはかけ離れた平行宇宙のような、幻想的な風景が無限に広がっていた。そこには誰も教えてくれない見たこともない生物がたくさんいて、予想不可能な珍しい現象が起きている。小さすぎて何だかわからなくて、いい加減にシャッターを押した一枚の写真に写っていたのは、海の底にしか棲んでいそうもない綺麗な巻貝だった。奇跡的にピントも被写体に合っていた。さんざん調べて、たぶんヒダリマキゴマガイという陸貝の一種だと言うことがわかった。その名の通りその貝殻の全長は約2mm。微小世界での出会いは運とか偶然よりもう一つ上の奇跡が作用しているようだ。

21/9/13 7:21 OLYMPUS TG-6 w/FD-1, f=18mm f4.9 1/100 ISO250

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ルリビタキ