舞岡公園を歩く> 2021年秋>ホウジャクの幼虫と蜂
ホウジャクの幼虫

 立ち合いと同時に背後に回り、いきなり有利な態勢になった黒蜂山(くろはちやま)はここぞとばかりに緑山(みどりやま)の肥えた背中を毒針で刺した。それでも緑山はひるむことなく、けいこで鍛えた柔軟な上半身を後ろにひねって、黒蜂山を掴もうとするが、なかなかまわしに手がかからない。緑山に掴まれそうになった黒蜂山はあせって何度も何度も毒針で麻酔薬を注入する、しかし身体の大きい緑山には簡単に効果があらわれなかった。緑山は上半身を左右に大きく振って黒蜂山の攻撃から逃れようとする。さらにその左右に振った反動を利用しておもいきり身体を左にひねると、ついにその赤い小さな腕(かいな)が黒蜂山のまわしをとらえた、次の瞬間、黒蜂山はいとも簡単に土俵下に投げ飛ばされた。勝負あり。うっちゃりで緑山の勝ち。
 黒蜂山は軽い脳震盪を起こし、もう二度と戻って来なかった。少しして、緑山は麻酔が効き始め、気を失って土俵から落下した。
(好勝負の観戦チケットをくれたTさん、ありがとう)
緑山:ヒメクロホウジャクの幼虫らしい
黒蜂山:本名不明

大相撲秋場所は白鵬ら宮城野部屋の8力士が休場となり、また寂しい場所になる。

21/9/8 9:46 OLYMPUS E-M1 Mk2, M.ZUIKO ED 300mm F4.0 IS PRO with MC-14, f6.7 1/1000 ISO3200 -0.5EV

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ホウジャクの幼虫
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