
今、ところどころにミゾソバの群生が見られるが、この群生の中に混じってアキノウナギツカミも群生している。この二つの花の色形がそっくりで、花の形からは誰も区別できないことになっている。葉っぱの形で見分けがつくと言われているが、これが意外と難しい。決定的なのはアキノウナギツカミの茎には痛い棘があることだ。トゲは下向きに生えているので、茎をつかんで引き抜こうなんてしたものならグサッと手に突き刺さる。と言っても極めて小さいから、痛っ、と言う程度なのだが、これがまさに名前の由来でもあり、このトゲによりあのウナギさえもつかまえることができると言うわけだ。ちょっとふざけた名前だが、植物にはこの手の名前が多い。ちなみに、これまたそっくりな花でさらに鋭い棘を持つママコノシリヌグイと言う名前の植物がある。これなどは児童虐待防止協会からクレームが入ってもおかしくない。とくに海外の児童保護団体の知るところになったら国際問題にもなりかねない、と少し心配している。
21/9/28 8:46 OLYMPUS E-M1 Mk2, M.ZUIKO ED 60mm F2.8 Macro, f4 1/500 ISO200 -1.0EV