
朝早く公園を散歩していると、人の顔のまわりにやたらと虫がたかって来る。今年はとくに多い。小さなハエのような虫で、手で追い払うのだが、これがともすると眼の中に入ったりする。おかげで最近眼の中にはいつでも虫が数匹飛んでいる。
薄暗い草むらの中を池のメダカのように目を光らせながら浮遊しているのはオオアオイトトンボだ。毎年このあたりに集まっているが、今年は例年よりやや多く発生している。歩きながら老眼の進んだ虫の入った眼で数えると8匹。だから少なくともその2倍や3倍はいるはず。よく見ると、その小さな口でコバエを捕まえて食べていた。そうか、あの厄介な虫は彼らの餌だったのか。
21/9/7 10:16 OLYMPUS TG-6 w/FD-1, f=18mm f4.9 1/100 ISO250