公園の駐車場は午前10時頃には既に満車御礼。今日は日曜日、陽気も良く雲一つない快晴の空の下、愛鳥写真家やピクニックを楽しむ家族連れが多い。
にぎやかな公園の片隅、古希を迎えるひとりの爺さんが崖の下の薄暗い場所で、アオキの葉の裏にアミメクサカゲロウを探すのであった。このアオキの藪にたくさん潜んでいるはずだが、相手は葉っぱの裏でじっと眠っているので見つけ出すのは容易でない。何枚も何枚も葉っぱをめくって、そして見つけた時の感動はひとしおで、「神経衰弱」で同じ数字をめくり当てた時の比ではない。だから探す、ゆっくりと時間をかけて。もし癇癪を起こして木を蹴ったりしようものなら、全員眠りから覚めて、へらへらふらふらと、まるで陽炎のように上昇してどこかへ消えてしまう。
22/10/2 8:17 OLYMPUS TG-6, 8mm f9 1/50 ISO800 w/FLASH
おまけに左下の写真は同日、別の場所で見つけた何かの卵。クサカゲロウ科の卵のようにも見えるが、個々の卵にユニークな模様が施されており定かではない。右下の写真は先日9/10、狐久保で見つけたマツムラクサカゲロウ。どれもこれも葉っぱの裏だ。