どんよりした寒い朝、虫もいないし渡り鳥にも会えないのでわれカワセミと戯れる。カワセミのケツの穴に刺さった矢のように見えるのは実はうんこ。尻を上げて、ほとんど液体に近いうんこを水鉄砲のようにピュッと飛ばした瞬間である。うんが良くないとこういうシーンは撮れない。足がまだ黒っぽく、胸に煤けたような跡が残る若いカワセミは怖さ知らずで、木の枝から池を囲うフェンスの上に飛び移ると、糞をしたかと思えば口からペリット(消化できない物)を吐いたり。ここに魚はいないのになぁ、と思っていたら、ざぶんと飛び込んで小さなカエルを咥えた。そのあと二三分下を向いて水中をサーチしていたが、獲物がいないとわかると迷いもなくどこかに飛んで行った。
22/10/19 8:29 OM SYSTEM OM-1, M.ZUIKO ED 300mm F4.0 IS PRO with MC-14, f5.6 1/400 ISO6400 +0.3EV