舞岡公園を歩く> 2022年秋>カワセミ2
カワセミ

 ここはカワセミが人に近づいて来る、ナニコレ珍百景に出そうな池だった。フェンスにもたれて、餌を探し歩いているアオサギにレンズを向けていると、ピィーと白鳥英美子のような透き通った声を発して、若いお嬢さんのカワセミが飛んできて私の左隣りに席をとった。目と目が合ってドキドキした。おかげでアオサギの餌捕獲シーンは撮りそこねた。カワセミ嬢は昨日と同じように同じ時刻に同じ場所で糞をして、口からペリットを吐いた。その後もそばを離れず、さらに近くの枝にとまったので、モデル撮影会になった。とは言ってもカメラマンは私ひとり。やがて何処からともなくもう一羽カワセミがやって来て、それが敵か味方かわからないが、二羽はトップガン・マーヴェリックみたいに、コンビを組むように適当な間隔をとって、高速低空飛行でどこかにすっ飛んで行った。
-The End-

22/10/19 8:22 OM SYSTEM OM-1, M.ZUIKO ED 300mm F4.0 IS PRO with MC-14, f5.6 1/200 ISO4000

 キイロスズメバチの巣は崩壊していた。外壁が破られ、巣房の一部が露出している。蜂の姿は見えず、全滅したようだ。オオスズメバチの襲撃にあったのではないだろうか。新しい女王バチを育てるこの時期、栄養源となる樹液も枯渇し、虫も少なくなるとこういうことが良く起こるらしい。

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カワセミ
キイロスズメバチの巣