先日タヌキと鉢合わせした場所に行ってみた。必ず会えると言う確信があったので、カメラの電源をONにしてゆっくりとアプローチした。居た。よく見ればまだ子供だった。こちらに気づくとゆっくりと遠ざかって行った。こちらもゆっくりと追いかけた。恋のフーガみたいに追いかけて追いかけて田んぼわきの休憩所まで来た。そこでタヌキは足を崩すように座ると気持ちよさそうに目を細めた。日差しが暖かかった。しばらくすると可愛い園児たちが行進してきて、指をさして、あっタヌキだ、タヌキだと大声で叫んだ。引率の先生は、あらタヌキだわ、とやさしく言った。子ダヌキはいたたまれなくなって、億劫そうに立ち上がると藪の中に消えて行った。この子、親とはぐれたのだろうか。だいぶ弱っているように見えるが大丈夫だろうか、ちゃんと食べてるかなぁ。
23/10/30 10:42 OM SYSTEM OM-1, M.ZUIKO ED 300mm F4 IS PRO with MC-14, f5.6 1/500 ISO500
