今日は小春日和と言ってよいだろう。歩いていて、へたをすると汗をかくようなポカポカ陽気である。小春日和がやたら多い昨今だけれど、ここのところ冷たい雨の日が続いただけに、今回はいつになく感謝したい小春日和だ。
先日私に声をかけたアマガエルだが、もうとっくに洞を捨ててどこかに旅に出てしまったと思っていた。事実ある人からそういうレポートもあった。でもその洞の前を通り過ぎる時、どうしても気になって、ちょっと洞の中を覗いてみた。なんと、嬉しいことにアイツは戻っていたのだ。すっかり体色は変わっていたけれど。さらに目をこらして見ると真っ暗な奥の方でゴソゴソ何かが動いた。百円のミニLEDライトで照らしてみると、もう一匹棲んでいるのが見えた。奴が連れてきたのか、それとも転がり込んできたのかは分らない。またふたりの間柄も定かではないし、雌雄の判別もつかない。少なくとも恋の季節ではない。いずれにしてもこの穴はよほど住み心地が良いと思われる。他の樹洞にアマガエルを見たことはない。
この話はこれで終わらなかった。家であらためて写真を検証してみると、さらに三匹目がいたのである。もっと居るかもしれないが、これ以上はオリンパスの内視鏡が必要である。
上の写真データ:24/11/22 10:20 OLYMPUS TG-6, f3.5 1/40 ISO1250 7mm -1.0EV