森の暗がりに転がっている朽ち木をひっくり返すと、出てくるのはゲジゲジやムカデ、ダンゴ虫が相場だが、今日はコカマキリが眠っていた。コカマキリは個体によって体色に差があるがこれは黒褐色である。これもカモフラージュだろうか、朽ち木の樹皮の色にうまく溶け込んでいた。こちらに気が付くと、起き上がって品をつくるようなポーズをしたので、慌ててシャッターを切った。おしゃれポイントであるカマの内側をそれとなくちらつかせたり、勝手にいろいろなポーズをとったり、かなりカメラ馴れしているみたいだ。朽ち木は小さな仮設スタジオになった。体長は6センチ以上だった。コカマキリってけっこう大きいじゃんと思った。
上の写真データ:24/10/19 10:31 OLYMPUS TG-6, f4.9 1/100 ISO250 18mm w/Flash