シーズンに入る前の田んぼには水がない。まず土が掘り起こされ、耕される。これは土のなかに空気を入れる作業だとの事。この公園ではトラクターを使用せず、ボランティアの人の手で鍬が入る。そしてしばらくして田に水が入ると、どじょうやタニシが水に誘われるようにどこからともなく一斉に出てくる。彼らは水がなくても湿気のある土の中で、長い間じっとして生きてきたのだ。すごい生命力だ。この日一匹のタニシが土の中からモッコリ起き上がって、ゆっくりと行動を開始した。
2009/5/23 07:35 Nikon D3, VR 80-400mm F4.5-5.6D, 400mm F6.3 1/500 ISO800
|