この時期ゼフィルスだけが美しいわけではない。マクロレンズの向こうには美しい生物がたくさん登場してくる。カメノコハムシの、金箔をガラスの中に閉じ込めたような造形は、いつか箱根の美術館で見たガラスアートだ。神の創造物である自然こそ芸術の原点らしい。このあたりまえのような事に我々は普段気がつかない。「自然との対話は、芸術家にとって、つねに不可欠な条件である」とはパウル・クレーのことば。自然を手本にして自分なりの造形行為が身につけば、いつか自分が神になったように自然を制作することができるのだ。・・・ほんとか?
2015/5/30 8:17 Nikon1 V3 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 with extesion tube, f5.6 1/160 ISO400