春なのに夏日の公園。田んぼではトウキョウダルマガエルによる歌の競演が始まっていた。頬の両側に膨らんだ今にも弾けそうなフーセンは伊達ではない。これこそパワーの源であり拡声器のような役割を果たしているのである。そのフーセンの増幅効果による鳴き声の出力は並大抵ではない。一匹が声を上げるとそれに対抗して数匹が次々に唄いだし輪唱みたいになる。最高潮に達した時の総音量は暴走族に近い。しかも夜でも鳴くと言うから近隣住民は大変であろう。でも騒音公害で訴えられることも無く許されるのはカエルだからだ。
18/4/28 11:19 OLYMPUS E-M1 Mk2 M.ZUIKO ED 300mm F4.0 IS PRO, f4 1/1000 ISO250