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アトジロサビカミキリ

 その名前の通り全体が錆びている。顔は赤さびで浸食されておりどこが眼でどこが口だかわからない。これも擬態の一種だろうか。柵に使われている枯れ葦を上り下りしていたが、やがて頂上に立つと、艦上戦闘機グラマンF6Fのようにゆっくりと折りたたみ式の翼を広げた。その動きはとてもなめらかで錆びた門扉のような軋み音はなかった。このくらいスローだと鈍足シャッターのミラーレスカメラでもなんとか追いつく事ができる。いったん翼を伸ばすとその後の動きは意外と速く、大谷翔平の投げるスプリットのごとく忽然と視界から消えた。

21/5/14 10:36 OLYMPUS E-M1 Mk2, M.ZUIKO ED 300mm F4.0 IS PRO with MC-14, f5.6 1/500 ISO2000

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アトジロサビカミキリ
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