雨上がり、例の池を囲むフェンスのバーに貝の直径3㎜くらいのカタツムリがいくつも張りついていた。カタツムリの赤ちゃんかと思っていたが、どっこいこれで大人。その名をマルシタラガイと言う。小ささと頭が紅いのが同定の決め手となった。それから巻貝は成長に伴い巻き数が増えるから、子供だと巻き数が少なく2、3巻きしかないのに対し、これは5巻きくらいあるのでこれで立派な大人と言う事がわかる。透き通る肌と恥じらうように紅く染めた頬、黒い瞳がとってもかわいい。特に珍しい種ではなく全国で普通に見られるとの事。いままで見なかったのは気がつかなかっただけか。自然に対し自分がいかに無知であるかをまた思い知らされた。だからやめられない、とまらない自然観察。
23/3/24 7:55 OLYMPUS TG-6, 16mm f4.5 1/80 ISO125 w/FLASH