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アオムシコマユバチ

 北風吹きぬく寒い朝に葉裏の世界を探検し鍛錬したおかげで、ノミやダニのような極小の虫が良く見えるようになってきた。それどころか風景の中にある全ての小さな点が気になってしょうがない。例えば紅色の八重椿の花びらにある小さなひとつの黒点をどうして見逃すことが出来よう。マクロレンズで覗けば、たとえそれが良く見かけるヒメコバチの一種だとしても、そこからまた新しい異次元の世界が始まるのだ。これは少子化対策とは比較にならないほど異次元である。一方小さくなればなるほど種の数はまるで虫の体長の二乗に反比例するが如く天文学的になり、種の同定は困難を極める。上の写真は寄生バチのアオムシコマユバチだろうか。下はヒメコバチの一種だろう。
 と言うことで最近では、小さい虫を気にするあまり、小さい男にならないように注意している。

23/3/14 12:08 OLYMPUS TG-6, 18mm f4.9 1/100 ISO100 w/FLASH

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