・木道を歩いていると、波のように揺れる葦群の中に一点の紅を発見した。ヒメカメノコテントウだ。好物のアブラムシを捕食していた。ヒメカメノコテントウは模様と色のバリエーションが豊富で、中には真っ黒で模様が無いものまであるのだが、この個体は三色のニシキゴイのような色合いでとても美しかった。
・・あそこにウラゴマがいますよ、と教えられて遥かアカメガシワの木のてっぺんを見上げると、ウラゴマダラシジミがひとつ、とまっていた。こんな遠くにいるゼフィルスを発見する技を身に着けるには、いったいどういう修行をつめば良いのだろう。筋肉体操だけではダメか。
・・・今、あちらこちらで種々のハゴロモの幼虫を見ることができる。さてこれは何ハゴロモであろうか。ネットで検索しても、決め手になる写真とかデータが見つからないけれど、たぶん、近年渡来したあの名もないハゴロモの幼虫かと思われる。居心地が良いのか、園内でかなり繁栄している模様。今年の夏はあのチャバネハゴロモ(仮称)をいくつ見る事になるだろう。
(上の写真データ)24/5/29 7:58 OM SYSTEM OM-1, M.ZUIKO ED 300mm F4 IS PRO with MC-14, f5.6 1/400 IS0500