舞岡公園を歩く>2025年春>ネギ坊主にアオスジアゲハ
アオスジアゲハ

 風景が急激に移り変わる春。桜が終わって、ヤマフジが森のところどころを飾っている。畦道ではハルジオンのラッシュ。畑では菜の花が終わり、ネギ坊主が見頃を迎えていた。
 白いベールを破って次々に咲くネギの花、ネギ坊主。モンシロチョウがひらひら舞っているが、とまってくれる様子はない。そのままどこかに行ってしまった。不愛想なツマキチョウは言うまでもなく通過。次に来たアオスジアゲハは違った。アンテナがその香りに反応したようだ。低空で周回飛行をすると、ひときわ大きな坊主にとまった。羽ばたきを止めて、花序にストローを差し込んだ。うまい、すぐその味の虜になった。大きめの頭だけを狙って坊主から坊主へストローを突き刺す。休むことなく15分くらいホッピング。気が済むまで飲むと大空高く舞い上がって行った。
 ネギ坊主には誰よりもアオスジアゲハが良く似合う、と思った。

上の写真データ:25/4/26 10:23 OM SYSTEM OM-1, M.ZUIKO ED 300mm F5.6 IS PRO with MC-14, f5.6 1/1600 IS0400

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