目的もなく、当てもなくブラブラ歩いている時の方が面白いものに出会う確率が高い。
たんぼの周りにゴマンと咲いている外来種ハルジオン。ハルジオンはみんな丸顔だと思っていたら、面長のハルジオンがいた。ハルジオンの花は小さいし風に揺れているから、一瞬目の錯覚かと思った。めがねをかけて顔を寄せて見てもたしかに長い。新種だろうか。その場で画像検索してみたが、出てくるのは普通の丸いハルジオンばかりだった。
さらに。翌朝行ってみると面長は二輪に増えていた。眼精疲労による二重ではない。現実に二つある。丸い花が、夜中にいきなり面長に変形したのであろうか。手品じゃあるまいし。でも写真に写っているから幻想ではない。それは世にも不思議な物語。レオ・レオーニの「平行植物」を思い出した。
上の写真データ:25/4/30 9:01 OM SYSTEM OM-1, M.ZUIKO ED 300mm F5.6 IS PRO with MC-14, f22 1/100 IS0160 -0.3EV