
公園中の木の幹、草の葉、垣根によくぶら下がっている空蝉。でも今日のそれは抜け殻ではなかった。活きている。近くによってよく見るとすでに背中のファスナーが開いているではないか。だいたい脱ぐのは人目を避けて日没後と決まっているのだけれど、この暑さで体内時計が狂ったのか、目の前で緑の木漏れ日を浴びながら、堂々と脱ぎ始めたのである。そのたおやかな肢体にしばらく見とれていた。朝から興奮させるセミヌードであった。
18/7/22 7:46 OLYMPUS E-M1 Mk2 M.ZUIKO ED 300mm F4.0 IS PRO, f5.6 1/250 ISO1000

