
田んぼには、綿毛のような、眼の分解能ぎりぎりの極細生物が静かに低く浮遊している。イトトンボである。イトトンボは種類も多くみんな似たような色形なので見分けるのが難しいが、この美しい水色はたぶんホソミイトトンボだろう。イトトンボと言うだけで十分細身(ほそみ)なのに、さらに細いと言う事なのだろうか。マクロ撮影だからこそ鮮明に見えるが、この個体は全長3cmくらいである。その細身の細さは直径0.5mmくらいだろうか。実際、私のような高齢者の肉眼ではほとんど見えない。砂漠の中で針を探すより難しい。
19/7/11 8:50 OLYMPUS E-M1 Mk2 M.ZUIKO ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14, f11 1/90 ISO200 -2
