舞岡公園を歩く> 2021年夏>アミホコリ2
アミホコリ

 ベージュ色だった頭の中は空っぽになって網のような輪郭だけが残っていた。この頭の部分は子嚢と呼ばれ無数の胞子を格納して置くところなのだが、胞子はすでに飛散していた。直径約10μと言う顕微鏡的に小さい胞子は、微風に運ばれて、なかなか地上に降りることなく空中を浮遊し、時には上昇気流に乗って成層圏まで達し、世界一周の旅に出ることもあると言う。つまり地球全体を棲家にして、世界中に子孫をつくる、ふだん小さくて目立たないけれど、やることは大きい、ロマン溢れる生物なのであった。
 ちなみにこの変形菌の背の高さは1.5~1.8㎜くらい、頭の直径は0.3mmほどしかないが、群生しているのでわりと見つけやすい。

21/8/24 7:45 OLYMPUS TG-6 w/FD-1, f=18mm f4.9 1/100 ISO160

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ルリ