舞岡公園を歩く> 2022年夏>カワセミ2
カワセミ

 公園はカワセミとカワセミファンで賑わっている。いつも見かける池だけでなく、田んぼにも小川にも、魚のいないあの小さな池にも、私が行くところ行くところカワセミが尾行して来る。一番子たちと初飛行間もない二番子たち、それに二番子の面倒を見る親も合わせて、大所帯のカワセミが乱れ飛んでいるのだ。段々になっている田んぼを仕切っているコンクリートの壁を陣地にしようと目論んだ一番子の二羽は、カワセミの本能である縄張り意識が芽生えたのか闘志がみなぎっており、交戦には至らないものの、お互い戦闘能力を誇示するため、威嚇飛行をしたり、模擬攻撃したり、軍事演習したり、一触即発の冷戦状態が続いている。それにしてもこんなにカワセミが大勢いたら餌の魚が枯渇しないかと心配になる。トラブルが起こらないうちに、強そうなのをひとりだけ公園に残して、さっさと一家離散したほうがよい。  

22/7/27 8:38 OM SYSTEM OM-1, M.ZUIKO ED 300mm F4.0 IS PRO with MC-14, f8 1/500 ISO500 +0.7EV

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