この手の込んだ、ちょっとデフォルメされた彫像「千手観音菩薩」の作者はイチモンジカメノコハムシの幼虫である。材料は木材でも金属でも粘土でもなく、自らの脱皮殻とうんこのハイブリッド。うんこを再利用している昆虫は他にもいるが、この作品はなかなかの逸品である。身を守るためのカモフラージュの役目をしていると思われるが、その形が観音様とあっては誰も手は出すまい。
近くにその成虫がたむろしていた。
24/6/22 10:31 OLYMPUS TG-6, 9mm f3.2 1/50 ISO100 w/Flash