車のワイパーも役に立たないほどの激しい雨に見舞われた翌朝は、霧雨が音も無く降っていた。最近街角に設置されているミストみたいで、濡れながら歩くのが心地良い。水かさを増した田んぼの脇では今日も数匹の小さなアマガエルが迎えてくれた。
濡れた朽ち木の影に白い斑点が見えた。カメラで確認すると背の高さ3㎜くらいの、純白のレースで編んだような森のオブジェが浮かびあがった。胞子を放出した後のシロウツボホコリだろうか。
すぐ近くにはダイダイガサの幼菌が芽を出していた。
24/6/29 8:47 OLYMPUS TG-6, 18mm f4.9 1/100 ISO100 w/Flash