エゴノキの枝に可愛らしく垂れ下っているのは蕾でも木の実でもない。エゴノネコアシと呼ばれる虫こぶ(虫えい)である。卵嚢や繭のような昆虫自身の労働力によって作られたものではない。寄生した植物(この場合エゴノキ)に作らせるのである。昆虫が何らかの方法で植物の遺伝子を操作することにより、昆虫にとって好都合な組織を形成してもらう、言わばコントロールされた突然変異である。このメカニズムが解明されれば、新しい果物を開発することなど容易に出来るかも知れない。でも自然はそう簡単に秘密を明かさないであろう。
虫こぶの中で育ったエゴノネコアシアブラムシはこの時期、立派な大人になって外に出てくる。エゴノネコアシに養分を吸い取られているせいか、この株は実の数が少ないようだ。
上の写真データ:25/6/24 7:15 OM SYSTEM OM-1, M.ZUIKO ED 300mm F4 IS PRO with MC-14, f18 1/60 IS04000


