孵化の瞬間を見たくて、まもなく孵化しそうな卵の乗っている葦の葉を持ち帰った。そしてエントロピーの増大が続いている僕の部屋にお連れした。その日、日が暮れても孵化する様子がなかった。1匹目がカプセルから出ているのに気づいたのは、日付の変わった午前2時半だった。その5分後に残りの11匹がほぼ同時にカプセルのハッチをあけて顔をのぞかせた。黒く見えるのは卵蓋破砕機と呼ばれるもので、幼虫がカプセルのハッチをこじあける道具らしいが、その仕組みはよくわからない。その後間もなくカプセルから全員が抜け出し、孵化に成功した。しばらくして体色が濃くなり、卵を囲んで円陣を組み、第1ステージを終えたのはカラスの鳴く午前4時過ぎだった。
観察後、キマダラカメムシは侵略的外来種(不法移民)ではあるが特定外来種(指定暴力団)ではない事がわかったので、殺さずにもとの場所に戻した。
上の写真データ:25/7/27 2:45 OLYMPUS TG-6, f4.9 1/100 ISO100 18mm w/Flash


