舞岡公園を歩く>2025年夏>ツミ
ツミ

 相変わらず池の水位は絶望的だけれど、幼いカワセミが二羽、弱々しい羽ばたきで拙いダイビング漁を見せていた。口に咥えた獲物は小さい。
 上空にはそのカワセミを狙って侵入してきた若いツミ。旋回して狙いを定めている。迎撃に飛びたったのは舞岡公園防衛軍のカラス1羽。ふだん住宅街で生ゴミを荒らす、お行儀の悪いカラスだけれど、こういう時は頼りになる。かつて首都圏の防空を担った第302航空隊の遠藤大尉のごとく、巧みな飛行技術でツミを執拗に追尾し、これを撃退した。
 その間、池のカワセミは怯える様子もなく、平和に漁を続けていた。猛禽に襲われた経験がないのかも知れない。
 むかし母が良く言っていた。遠藤大尉が撃墜されたニュースを聞いた時、あゝこれで日本は敗けたと思ったと。

↑Exif: 25/8/17 6:55 OM SYSTEM OM-1, M.ZUIKO ED 300mm F4 IS PRO with MC-14, f5.6 1/1600 IS0500

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