舞岡公園を歩く>2025年夏>ヤマトクサカゲロウ他
ヤマトクサカゲロウ

 青々と茂る葦の群生の前に立っていると、まるで身も心も自然の中に吸い込まれて行くようだ。ここは小さな虫たちの楽園。風もなく、せせらぎの音だけが静かに聞こえるとき、おいしい空気を抱いた葦の隙間に、無邪気な虫たちが顔をのぞかせる。そしてホトトギスが歌い出すと、レオ・レオーニの絵本のようなストーリーが始まる。
 ▲フワフワと半透明の羽を揺らして飛んでいるのは、葦の妖精ヤマトクサカゲロウだった。二羽、三羽飛んでいる。その姿を追っていたら頭がフラフラしてきて、魔法をかけられそうになった。
 ▼赤い蜘蛛はヤマトつながりでヤマトコマチグモと言う。これにそっくりで猛毒を持つ蜘蛛がいる。身を守るため毒蜘蛛に擬態したつもりだろうが、せわしなく動き回る姿はタコみたいだ。葉から葉へ移動していたのは、ハンティングの最中だったのかもしれない。
 ▼虫の糞のようで、危うく見逃すとことろだった。全身トゲだらけのクロトゲハムシだ。葦の葉にしがみついたままじっとして動かない。よく見ると二体重なっているようだ。こんな痛そうな交尾はしたくない。

上の写真データ:25/6/2 9:00 OM SYSTEM OM-1, M.ZUIKO ED 300mm F4 IS PRO with MC-14, f5.6 1/100 IS0200

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ヤマトコマチグモ
クロトゲハムシ