あの頃、たき火はどこでも見られる冬の風物詩だった。落ち葉をほうきか熊手でいっぱい山のようにかき集め、そしてその中にサツマイモを押し込む。そして落ち葉を焼きつくした後の灰の中に残った焼き芋は、時にはまっ黒に焦げて、外側は焼きすぎて炭のようになっており、でも手で割れば中身は黄色く輝いていて、他のどんな方法で調理されたサツマイモより旨かった。
最近規制によってたき火を見るのは正月、初詣の時のどんど焼きくらいになってしまった。こんな寒い日はたき火が恋しい。ルール上許されている畑の野焼き。今日みたいな寒い日には、特別ルールで一般の人々にもたき火を許してくれないかなぁ。
2011/1/22 9:47 Nikon D3 with nikkor VR80-400mm F4.5-5.6D, 400mm F8 1/1600 ISO800
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