
枯葉が散るようにツグミが数羽ひらひらと地上に降りてくる、そしてしばらくすると、突風に煽られる落ち葉のように一斉に飛び立つ。ツグミ等渡り鳥はだいたい団体で長距離を移動し、現地解散のシステムをとっているらしい。この地に到着してから日が経つと団体はほどけて個々に行動するようになる。そしてまた暖かくなるとどこからともなく集合して旅立つというわけだ。シメは一足早く到着していた。一羽のシメがゴミを拾う老人のような仕草で、よたよたしながら陽の当たる坂道を上って行った。
2017/12/9 8:13 OLYMPUS E-M1 Mk2 M.ZUIKO ED 300mm F4.0 IS PRO, f4 1/800 IS500
