チビミズムシはその名の通り、体長はふうせん虫(コミズムシ)の半分ほどでゴマの大きさ。その百粒以上のゴマが、深度5㎝くらいの浅いたんぼの底を間欠的に動き回っている。畦道の足音を聞きつけるとゴマはフライパンを滑り落ちるように一斉に逃げ出した。
ヤマアカガエルがあちこちにゼリー状の卵を産み落とし、ふうせん虫が遊び、小さいタニシがゆっくり頭を出し、せせらぎのよどみに集合しているのは体長1.5~2㎝のメダカの小学校だった。春が遠いと思っているのは人間だけか。小さな生き物はみんな正確に時を刻む独自の暦をもっていて、それに従って行動しているようだ。今日確実に春が忍び寄っている事を教えてくれた。
どうやら久しぶりにこの週末は暖かくなるらしい。
田んぼでツグミに出会った。
23/2/16 12:11 OLYMPUS TG-6, 18mm f4.9 1/100 ISO100 w/FLASH