舞岡公園を歩く> 2022年冬>クロスジホソサジヨコバイ
クロスジホソサジヨコバイ

 訪れるバードファンから、今年は冬鳥の種類も数も少ないと溜息が漏れる。たしかにいまだに常連の鳥が揃っていない。でもこういう時は、どこかに潜んでいる小さな虫と出会うチャンスでもある。なぜなら野鳥を撮影しなければ、という意味不明な義務感から解放され、虫探しに集中できるから。この時期、葉の裏にはたくさんの虫が越冬しているはずだ。
 さっそく現れたのがこのクロスジホソサジヨコバイ。カメラのモニターに映ったその弾丸列車のような流れるフォルムと、鮮やかな洗練された衣装デザインに息をのんだ。いったい何のためにここまで美しいのだろうか。この惑星で唯一鑑賞能力のある生命、人間のために創造されたとしか考えられない。その全長は4.5㎜くらい。近くにその幼虫らしいものも見つけた。こちらは3.2㎜くらい。
 おかげ様で、その他、チャタテムシ、アシナガグモ、ヨコバイの仲間など、今日はいろんな種類の冬の小さな虫に出会うことが出来た。  

23/1/9 8:40 OLYMPUS TG-6, 18mm f4.9 1/100 ISO100 w/FLASH

前の写真 次の写真

クロスジホソサジヨコバイ
クロスジホソサジヨコバイ