葉裏でじっとしている虫も少なくなり、毎日約1分づつ日の入りが遅くなる二月。
葉の裏は不思議なもので満ち溢れており、ひとつひとつあげていたら日が暮れてしまう。これもそのひとつ。最初は例によって身元不明の小さな虫かと思ったが、つついても動く様子はなく、見た感じでは虫の抜け殻でもなさそうだし、死骸でもなけりゃ糞でもない。蛹でも、植物の実でもなさそうである。大きさは5~6㎜ほど。
よーく見ると白いトゲトゲの隙間に虫の肢のようなものが隠れており、もしかすると葉裏を徘徊しているあの小さな蜘蛛を核にして成長した菌類ではなかろうか。つまり冬虫夏草の一種、というのが虫にも菌類にも葉裏にも全く詳しくない私の推理。真相は藪の中。
23/2/6 9:58 OLYMPUS TG-6, 12mm f3.8 1/60 ISO100 w/FLASH