雨も雪もちっとも降らず徐々に水位が下がって、ついに池の底が見えてきた。嘴が地面に刺さってしまいそうな浅瀬で決死のダイブを試みるも、獲れるのはおせちに出てくる田づくりのような小魚ばかり。それでも繰り返し飛び込んで最低限の食糧を確保するカワセミ。
カルガモたちは何を食べているのか、頭を水没させ、お尻を上げて浅くなった水底を執拗に漁っている。今年は冬の水鳥も少なく、今日はコガモが一羽しかいない。クワックワッというカルガモの声だけが静かに響いている。閑さや池にしみいる鴨の声。
24/1/7 9:12 OM SYSTEM OM-1, M.ZUIKO ED 300mm F4 IS PRO with MC-14, f7.1 1/2000 IS6400 -0.7EV