畑で飛び跳ねているモズ(♂)を見た。ダンスではなく虫捕りの最中だった。ハクセキレイを追い払い、とんでとんでとんで、まわってまわってまわったその後に、嘴にはイモムシのようなものが挟まっていた。それはいかにも小さくて、猛禽モズを満足させるような獲物ではなかった。冬のハンティングは辛くて切ない。ところでこのモズもハト化症候群(人間を怖がらなくなること)のようで、3メートルまで近寄っても逃げなかった。この個体、オスにしては胸の鱗模様が強く出ている。
その後、400メートルほど南に行ったところでも別のモズ(♀)が活動していた。二羽のモズはそれぞれのテリトリーを守って平和に暮らしている。やがて春が来れば、ふたりは似合いのカップルになるかもしれない。
24/1/4 8:36 OM SYSTEM OM-1, M.ZUIKO ED 300mm F4 IS PRO with MC-14, f5.6 1/350 ISO1250