舞岡公園を歩く>2023年冬>タシギの水浴び

 タシギはよく忍者みたいだと言われる。ひこばえの残る冬の田圃に舞い降りると、その良く出来た保護色は周囲の風景に完全に溶け込み姿を消す。それでも必死に探し続けていると足元からジェッと言う鳴き声と共に不意に飛び立つ。最初からトップスピードで、しかもその飛行はジグザグな軌道を描くので、なかなか照準に捉えることが出来ない。タシギは狩猟が難しい鳥らしい。シギは英語でsnipeと言う。sniper(狙撃手)とはシギを仕留められる人と言うほどの意味だろうか。タシギは日本でも古くから代表的な狩猟鳥(狩猟しても良い鳥)として認められており、味も良いらしい。今日のタシギは水浴びをして、そのあと羽繕いをすると、いい気持ちになって立ったまま寝込んでしまった。今なら撃てる*。

*舞岡公園は鳥獣保護区で猟はできません。

24/1/9 9:31 OM SYSTEM OM-1, M.ZUIKO ED 300mm F4 IS PRO with MC-14, f5.6 1/1000 ISO1250

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タシギ
タシギ