先日枯れ葉の上に転がっていたジャノヒゲ(リュウノヒゲとも呼ばれている)の青い実について、その出所を探ってみた。ジャノヒゲは探すまでもなく、拍子抜けするほどどこにでも生えていた。おそらく公園を散歩する誰もが目にしているはずである。しかし青い実は茂った細長い葉に覆われていて外側からは見えなかった。それは長い髪に隠れたイヤリングのように、指で葉を掻きわけると初めて姿を現すのである。こんなに綺麗なのになぜ隠れているのだろう。ジャノヒゲに似るヤブランの黒い実が、これ見よがしにそそり立っているのに。
と言うわけで、青い実はとくに珍しい物ではなかった。それどころか人間とのかかわりは深く、「竜の玉」と呼ばれ、冬の季語としてよく俳句にも詠まれている。また勉強をした。
龍の玉深く蔵すといふことを 高濱虚子
掌中に幸ある如く竜の玉 星野椿
いかめしき髭の秘めたる竜の玉 鷹羽狩行
ひげ深く天の紺秘め龍の玉 河野静雲
カワラヒワの団体は朝から例によって朝食のルーチンを繰り返しており、丘の上の日向にはひらひらフユシャクの舞う、いつもの風景が広がっていた。
上の写真データ:25/1/9 9:21 OLYMPUS TG-6, f2.3 1/30 ISO100 5mm w/Flash


