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謎のイモムシ

 ここでは未知との遭遇が日常茶飯事。これは大変である。
 この得体の知れないイモムシを椎(スダジイ)の葉の上に発見した時、コマユバチなどの寄生蜂に寄生されているのだろうと思った。しかしよく見ると、体に付着しているのは蜂の繭とか幼虫には見えない。どちらかと言うとウンコのようである。カモフラージュのために自分の糞を身に纏った虫は多い。でも、この糞の飾りつけは中途半端だ。カモフラージュならば全身を覆わなければいけない。また、寄生されているように見せかけているのではないか、と言う考え方もある。寄生蜂さん、私はすでに寄生されていますよ、もう寄生する余地はありませんよ、という無言のメッセージで防御しているのかも知れない。もし本当に、虫にそこまで高度な知能があるとしたら、ダーウィンの進化論は完全に覆ることになるだろう。
 右下の写真はそれから三日後の姿。同じ葉の上で眠っていた。丸くなっていると、まばらについた糞がカモフラージュの役にたっているようにも見える。結局この小さいイモムシは何の幼虫なのか、いくら調べてもわからなかった。体長は5㎜くらい。

上の写真データ:25/1/28 7:44 OLYMPUS TG-6, f4.9 1/100 ISO100 18mm w/Flash

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