本格的な冬が訪れても、寒さに強い昆虫たちはそれなりに生きている。
▲このカメムシの一種はじっとして動かないので死んでいるのではないかと思って、指で触ってみた。実際、冬は死んでいる虫も多い。ところが触れたその瞬間、指に液体を吹きかけて来たのである。やられた、と思った。このあと不快な臭いに悩まされることを覚悟した。ところがどっこい、次の瞬間、あたりは新宿高野のフルーツパーラーのような雰囲気に包まれたのである。濡れた指の匂いをかいでみると、リンゴのような甘い香りがした。むかし誰かから聞いた「カメムシでも良いにおいを発射する奴がいる」という話は本当だった。意外性で人を驚かせる、創造主の粋なところ。この香りはお部屋の芳香剤として、また香水としても利用できると思った。このシュールな甘い香りを経験した人は少ないかもしれない。もし事業化に長けている孫正義あたりがこれを知ったら、このカメムシを養殖して大量生産し、液体を10ccほどの小瓶に入れて高級アロマとして売り出すことだろう。
もう一度嗅ぎたくて、カメムシの背中を何度も叩いたが、あの芳香は二度と出なかった。
▼きょうはカラスに負けないくらいの数のツグミの大群が来襲していた。
↑Exif: 25/12/13 8:29 OLYMPUS TG-6, f3.5 1/100 ISO160 18mm w/Flash


