今日、小魚やオタマジャクシしか獲れない哀れなアオサギがビッグなプレゼントをくれた。
チャポンと水面に首を勢いよく突っ込むと次の瞬間、嘴に挟んでいたのは魚ではなく昆虫だった。アメンボやガガンボのように見えるが、実はそれよりずっと大きい、前肢にカマを持った肉食の水棲昆虫ミズカマキリだ。ミズカマキリはカマという強力な武器を備え、潜水だけでなく空を飛ぶことができる優れもの。実はカマキリではなくカメムシの仲間らしい。東京都では絶滅危惧II類に分類されているから、比較的レアな存在かと思われる。一度だけでも見ることが出来たらいいな、と願っていた昆虫のひとつ。それをいとも簡単にアオサギが叶えてくれた。アオサギ君ありがとう。虫を探索するにあたって、人だけでなくアオサギにもお世話になる今日このごろであった。
↑Exif: 25/10/8 7:51 OM SYSTEM OM-1, M.ZUIKO ED 300mm F4 IS PRO with MC-14, f5.6 1/640 IS02000 -1.0EV