舞岡公園を歩く>2025年春>オオルリ
オオルリ

 今朝も天から降って来る、ピーピロピロピーピピの美しい歌声は、森に囲まれた谷戸の底を癒しのサウンドで満たした。オオルリの舞台はいつも見晴らしの良い、高いところと決まっている。地上の鳥カメラマンからは、遥か遠くだ。超望遠レンズをもってしても表情を捉えるには充分ではない。近くへ降りて来てくれることを期待しているが、その気配はない。長時間、カメラを構えている観客は腕も首も痛くなった。枝かぶりの無い場所を選んで、連写して、トリミングすると、青空に溶けそうな濃紺の雄姿を、なんとか捉えることができた。

 大瑠璃の谺をかへす虚空かな 加藤耕子

上の写真データ:25/5/7 7:38 OM SYSTEM OM-1, M.ZUIKO ED 300mm F5.6 IS PRO with MC-14, f9 1/320 IS0200

前の写真 次の写真

オオルリ
オオルリ