長袖のシャツが心地よい。暑さ寒さも彼岸までという言葉どおりに、今年も残暑が和らぎ秋風が吹き始めた。この言葉は人間の経験に基づいて言い伝えられたものであるが、不思議なほど確かである。もしかすると「暑さ寒さも彼岸まで!」という、神が定めた厳格なルールがあって、それに従って季節が回っているとも考えられる。
連休最終日、鳥カメラマンたちが坂道の途中に集まっていた。エゾビタキ、コサメビタキは観客にこたえるように、活発に飛び回っていた。
下を向いて歩いていると、黄色い模様の綺麗な蛾を見つけた。こういう蛾を見ると興奮してレンズを向けたくなる。アミメリンガという蛾で幼虫はクルミの葉を食べるという。なるほど見つけたのは大きな鬼グルミの木の足元だった。毎年このあたりに発生しているのかも知れない。
今日、蝉は鳴き止み、不意に夏は終わった。
↑Exif: 25/9/23 7:18 OLYMPUS TG-6, f4.1 1/80 ISO100 14mm w/Flash